平成18年12月15日

海外の遺伝資源を研究に利用する際の国際ルールについて

〔生物多様性条約及び遺伝資源へのアクセスとその利用から生じる利益の公正・衡平な配分に関するボン・ガイドライン(以下「ボン・ガイドライン」という。)の遵守と、遺伝資源へのアクセス手引について〕

産学官連携推進本部

 学術研究用、商業用を問わず、海外の遺伝資源と伝統的知識の利用に関しては、生物多様性条約及びボン・ガイドラインによって定められた国際ルールや資源国の国内法令に従うことになっています。これらのルール等は、カルチャー・コレクションや植物園等の保存資源にも適用され、仲介業者や海外の大学から遺伝資源が提供される場合においても適用されます。

一方で、生物多様性条約、ボン・ガイドライン、及び資源提供国の国内法令に従わない行為を「バイオパイラシー」と呼び、途上国(資源提供国)やNGOs(非政府組織)などが、大学や企業等からの発表文献や特許出願等の内容を監視して、メディアを使って糾弾する事例が世界的に顕在化しています。

 そのため我が国では、国際ルールに則った遺伝資源の適切な利用を目指して、(財)バイオインダストリー協会と経済産業省が「遺伝資源へのアクセス手引」を作成しています。

 必要な方には手引の写しを配付いたしますので、医学部知的財産活用センター(内線5840)まで御連絡下さい。遺伝資源使用時の契約等につきましても医学部知的財産活用センターに御相談ください。

 遺伝資源とは、現実の又は潜在的な価値を有する遺伝素材(遺伝の機能的な単位を有する植物、動物、微生物その他に由来する素材)をいう。(生物多様性条約第2条より)

参考

<遺伝資源アクセスに関連する生物多様性条約の条項>

15条 遺伝資源へのアクセス

遺伝資源に関する所有国の主導的権利

遺伝資源の利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分

遺伝資源の持ち出し時における事前同意(自由な遺伝資源の持ち出しが制限)

8条(j)伝統的知識の尊重

原住民や地域社会の伝統的知識を尊重

伝統的知識がもたらす利益の衡平な分配の奨励

お問い合わせ先:医学部知的財産活用センター(内線5840