お 知 ら せ
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産学官連携推進本部 林靖人准教授が日本感性工学会論文賞を受賞
 2013年9月5日(木)、東京女子大学で開催された第15回日本感性工学会大会において、産学官連携推進本部 林靖人准教授が、繊維学部 阿部隆夫教授とともに論文賞を受賞しました。
 受賞対象となった研究は、「地域ブランドにおけるブランド想起の測定手法の開発 ―DRM パラダイムの利用―」で、ブランドイメージという数量化しにくい概念に対して,DRMパラダイムによる連想リストを応用した定量的な実験手法を考案し,地域ブランドを対象にその手法の有効性を示しており,同様の特性を持つ対象の研究を行う上で多くの知見を与えたことが評価されました。

2013年 日本感性工学会各賞表彰


※DRMパラダイム
 DRMパラダイム(Deese-Roediger-McDermott:DRM Paradigm)とは、心理学で扱われる「虚記憶」を実験室実験によって再現する代表的手法の一つである(虚記憶については後述)。Deese(1959)の研究をRoediger&McDermott(1995)らが発展させ、確立された。
 DRMパラダイムでは、始めにある概念(ルアー語)に関連する単語の連想リストを学習させる。例えば、"睡眠"に関する連想リスト「ベッド・休息・起床・・・」の学習をさせる。この際に"睡眠"という言葉は非呈示とする。学習後,再認/再生テストを行うと、非呈示だった「"睡眠"を学習した(見た)」と報告されることが高確率で生じる。このように誤って形成された記憶を「虚記憶」(正確には虚再認・虚再生)と呼ぶ。
虚記憶は事故や事件の誤った目撃証言,幼児期の偽りの虐待記憶の形成など,我々の日常の中でも様々な問題を生じさせる記憶として多くの研究が行われてきた。 虚記憶は、ルアー語(睡眠)が連想リストの収束する中心的な概念として記憶ネットワーク構築しているため、学習によって強く活性化し,記憶の記銘や保持、想起に影響し、モニタリングミスや記憶の再構成を誘発して生じると考えられている。本研究では,このDRMパラダイム及びその理論的枠組みを活用し、地域ブランドを対象として、特定の地域名と地域資源の結び付き(地域ブランド連想ネットワークの様態)を客観的に測定することを試みた。

論文全文(J-STAGE)

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